2019年10月24日木曜日

平成28年路上故障の実態調査結果 / 헤이세이 28년 노상고장의 실태조사 결과


 国土交通省では、自動車の不具合に対するユーザーの関心を高め、適切な使用や保守管
理及び不具合発生時の適切な対応が促進されることを目的として、(一社)日本自動車連
盟(JAF)の協力のもと、平成28年9月から11月までの間に発生した自動車の路上故障につ
いて、装置別及び部位別の故障発生状況の分析を行いましたので、その分析結果を表1~
表3及び図1に示します。
道路別の路上故障発生件数及び割合についてまとめたものを表1及び図1に示します。
表1の「一般道路」の装置別故障発生件数の割合をみると、①電気装置43.3%(前年44.6%)、
②走行装置31.6%(前年30.3%)、③エンジン本体8.5%(前年8.4%)と、電気装置によ
る故障発生件数の割合が最も高くなっています。 また、表1の「高速道路」では、①走行
装置56.0%(前年54.3%)、②エンジン本体12.7%(前年12.8%)、③電気装置9.6%(前
年9.3%)と、走行装置による故障発生件数の割合が最も高くなっています。
このように、「一般道路」と「高速道路」では路上故障の発生状況に違いがみられます。






次に、道路別に路上故障部位別発生件数の割合をまとめたものを表2及び表3に示しま
す。
表2の「一般道路」についてみると、①バッテリー31.8%(前年33.7%)、②タイヤ31.1%
(前年29.9%)、③オルタネータ5.4%(前年4.6%)と、バッテリーの故障発生件数の割
合が高くなっています。その中でも、過放電の割合がバッテリー故障全体の79.6%(前年
80.3%)を占めています。バッテリーの長期使用による劣化、あるいは電装品の複数同時
使用等によりオルタネータからの発電量を超えて電力を消費する状況が続くことで、バッ
テリーが過放電状態になったことが原因であると考えられます。
また、表3の「高速道路」については、①タイヤ55.3%(前年53.7%)、②潤滑油5.0%
(前年5.1%)、③冷却水4.4%(前年5.3%)と、タイヤの故障発生件数の割合が高く、過
去の統計からもタイヤの故障発生件数の割合が最も高いことから、高速道路走行前にタイ
ヤの摩耗量や外観の傷の確認及び空気圧の確認等の日常点検を確実に実施することにより、
このような路上故障の発生を未然に防ぐ事ができると考えられます。










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