ホイール取付け作業
JIS方式(球面座)、ISO方式/新・ISO方式(平面座)、それぞれ適合するディスクホイールを使用してください。
1 ディスクホイール、ハブ、
ホイールボルト、ナットの清掃
ホイールボルト、ナットの清掃
● ディスクホイール取付面、ホイールナットの当たり面、ハブ取付面、
ホイールボルト、ナットの錆やゴミ、泥などを取り除きます。
ホイールボルト、ナットの錆やゴミ、泥などを取り除きます。
ISO方式/新・ISO方式(平面座)
● ハブのはめ合い部(インロー部)の錆やゴミ、泥などを取り除きます。
※ ディスクホイール取付面やホイールナットの当たり面、ハブ取付面への追加
塗装は行わないでください。厚い塗膜は、ナットの緩みによる脱落や、ボルト
折損の原因となります。
塗装は行わないでください。厚い塗膜は、ナットの緩みによる脱落や、ボルト
折損の原因となります。
2 ホイールボルト、ナットのねじ部の潤滑
JIS方式(球面座)
● ホイールボルト、ナットのねじ部、座面部(球面座)に、エンジンオイル
などの潤滑剤を薄く塗布します。
などの潤滑剤を薄く塗布します。
ISO方式/新・ISO方式(平面座)
● ホイールボルトとナットのねじ部、ナットの座金(ワッシャー)とナット
とのすき間にエンジンオイルなどの潤滑剤を薄く塗布します。
とのすき間にエンジンオイルなどの潤滑剤を薄く塗布します。
※ ホイールと座金(ワッシャー)との当たり面には、エンジンオイルなどの潤滑剤を塗
布しないでください。ホイールのナット当たり面の摩耗や緩みの原因となります。
布しないでください。ホイールのナット当たり面の摩耗や緩みの原因となります。
※ 潤滑剤は、お車の取扱説明書に記載されている油脂を使用してください。二硫化モリ
ブデン入りのオイルやグリースなど記載以外の潤滑剤は、使用しないでください。
過大な締付けとなり、ボルトが伸びたり、折損するなどの原因となります。
ブデン入りのオイルやグリースなど記載以外の潤滑剤は、使用しないでください。
過大な締付けとなり、ボルトが伸びたり、折損するなどの原因となります。
3ホイールの取付け
ISO方式/新・ISO方式(平面座)
● ディスクホイールをハブに取付ける際に、ホイールのハブへの固着を防止
するため、ハブのはめ合い部(インロー部)に、グリースを薄く塗布します。
するため、ハブのはめ合い部(インロー部)に、グリースを薄く塗布します。
※ 特に、冬期間の走行後は、ディスクホイールがハブに固着して、ホイールが取外
しにくくなる場合があります。
※ ホイール取付面、ホイール合わせ面には、グリースを塗布しないでください。
しにくくなる場合があります。
※ ホイール取付面、ホイール合わせ面には、グリースを塗布しないでください。
● ホイールボルトのねじ部を傷つけないよう注意し、ハブのはめ合い部(イン
ロー部)のガイドにそって、ハブの奥まで押し込みます。
ロー部)のガイドにそって、ハブの奥まで押し込みます。
※ ダブルタイヤも1つのナットで締付けます。内側ホイール挿入後、外れに注意し、
続いて外側ホイールを取付けます。
続いて外側ホイールを取付けます。
4ホイールの取付け
● ホイールナットの締付けは、対角線順に、2 ~ 3 回に分けて行い、最後に
トルクレンチなどを使用して規定のトルクで締付けます。
トルクレンチなどを使用して規定のトルクで締付けます。
※ インパクトレンチで締付ける場合は、エアー圧レギュレータの調整や締付け時間に
十分注意して、締め過ぎないようにしてください。最後にトルクレンチなどを使用
して規定のトルクで締付けます。
十分注意して、締め過ぎないようにしてください。最後にトルクレンチなどを使用
して規定のトルクで締付けます。
※ 勢いをつけて締めるなどすると過締付けとなり、ボルトが伸びたり、ホイールのナッ
ト当たり面を傷めたりします。必ず、トルクレンチなどを用いて、規定のトルクで
締付けてください。
ト当たり面を傷めたりします。必ず、トルクレンチなどを用いて、規定のトルクで
締付けてください。
規定の締付けトルクを必ず確認してください。
規定の締付けトルクは、日本自動車工業会・HPの「中・大型トラック・バスの
ホイールナット締付けトルク」パンフレットをご覧ください。
ホイールナット締付けトルク」パンフレットをご覧ください。
※ また、規定の締付けトルクは、車両の「タイヤ空気圧ラベル」の近くに表示しています。
JIS方式(球面座)
● ダブルタイヤは、最初に内側タイヤのインナーナットを上記の方法で締付
け、次に、外側タイヤのアウターナットを同様の手順で締付けます。
け、次に、外側タイヤのアウターナットを同様の手順で締付けます。
ISO方式/新・ISO方式(平面座)
● ダブルタイヤもシングルナット(1個のナット)で締付けます。
※ ホイールナットの締付け不足、締め忘れ防止のため、ナット締付け作業時(終了後)、「規定の締付けトルク」で確実に締付けたことを確認するよう、お願いします。
5ホイールナットの締付け
● ホイール取付後の走行による初期なじみにより、ホイールの締付け力が低下します。取付後、50 ~ 100km 走行を目安に、ホイールナットの増し締めを行ってください。増し締めは、「3 か月定期点検①ホイールナットの緩み点検」の要領で行います。
増し締めを行ってもナットがたびたび緩むなどの異常がある場合は、必ず、ホイール
を取外して点検・整備を実施してください。ディスクホイールやハブなどに異常があ
る可能性があります。
を取外して点検・整備を実施してください。ディスクホイールやハブなどに異常があ
る可能性があります。
タイヤ交換などホイールを取外して行う整備時の注意
● タイヤローテーションや冬用タイヤとの履き替え、パンク修理などで、ディスクホイールを取外した際には、「12か月定期点検」に準じ
て、ホイールボルトやナット、ディスクホイール、ハブなど関連部品に異常がないか点検するようにしてください。
● 左車輪に異常があった場合は、右車輪も入念に点検を行うなど、異常が発見された際には、その他の車輪の点検も確実に行ってください。
● また、ホイールの取付けに当たっては、前述の「ホイール取付け作業」の要領に従うとともに、50~100km走行を目安に、増し締めを
実施してください。
て、ホイールボルトやナット、ディスクホイール、ハブなど関連部品に異常がないか点検するようにしてください。
● 左車輪に異常があった場合は、右車輪も入念に点検を行うなど、異常が発見された際には、その他の車輪の点検も確実に行ってください。
● また、ホイールの取付けに当たっては、前述の「ホイール取付け作業」の要領に従うとともに、50~100km走行を目安に、増し締めを
実施してください。
アルミホイール、スチールホイールの履き替え
● スチールホイール、アルミホイールは、それぞれ専用のホイールボルト(JIS方式ではナットも)が必要です。スチールホイールからアルミホイー
ルまたはアルミホイールからスチールホイールに履き替える場合は、それぞれのホイールボルト(JIS方式ではナットも)に交換してください。
ルまたはアルミホイールからスチールホイールに履き替える場合は、それぞれのホイールボルト(JIS方式ではナットも)に交換してください。
● それぞれのホイールボルトやナットを混用すると、長さ(JIS方式では形状)が異なるため、ねじの底づきやはめ合い不足によって、締付力が十分
得られず、ホイールボルトの折損やディスクホイールの破損による車輪脱落事故の原因となります。
また、スチールホイールとアルミホイールの混用は行わないでください。
得られず、ホイールボルトの折損やディスクホイールの破損による車輪脱落事故の原因となります。
また、スチールホイールとアルミホイールの混用は行わないでください。
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